活動内容
社会価値共創プログラム|和の輪を世界へ
MAYDOは、「美と共鳴」を軸に、アジアの伝統文化と芸術を通じて、社会に新たな価値を生み出す活動を行っています。美には人をつなぎ、心を動かす力があると信じ、伝統と革新、個人と社会、企業と地域を結びながら、共創の輪を広げています。その理念を具体化するため、私たちは現在、文化・福祉・教育・地域連携を柱とする4つのプログラムを展開しています。 どの取り組みにも共通するのは、「美しさを通じたつながり」と、「誰かのためになる仕組み」を大切にしていることです。MAYDOは、文化を通じて人と社会を結ぶ“和の輪”を、これからも世界へと広げていきます。

次世代アートダイアログ
MAYDOは、全国の美術館と連携し、伝統と現代が響き合うアート空間を創出しています。「絹の道 現代再解釈」展では、伝統工芸と現代アートの対話をテーマに巡回展示を行い、観る人に新たな美の視点を届けています。また、若手アーティストと熟練職人による越境的なコラボレーションでは、紫砂壺とデジタルアートを融合させたインスタレーション作品など、ジャンルを超えた革新的な表現が生まれています。

エンパワーメント工房
福祉と芸術の融合を目指すこのプログラムでは、創造を通じて誰もが活躍できる社会をつくっています。障がいのあるアーティストたちが、チベット仏画「唐卡」の技法を活かして制作する屏風シリーズや、母子支援施設の協力のもと開発された刺繍付き育児雑貨など、温かみと文化性を兼ね備えた製品を生み出し、彼らの社会的自立と創造的表現の場を支えています。

企業連携サステナブル慈善
企業のCSR活動と文化的価値を結びつけるこの取り組みでは、「一壺一善」という理念のもと、紫砂の急須を1点購入するごとに、恵まれない青少年へ美術教育の機会を届けるチャリティプロジェクトを展開しています。また、廃棄予定だった民族衣料「氆氇(ぷる)」を用いた社員参加型のアップサイクルワークショップでは、オフィス内に飾られるアート作品として新たな命を吹き込むなど、持続可能で意味のある社会貢献を企業と共に実現しています。

地域共創ラボ
地域行政や市民と連携し、文化を軸とした地域づくりにも力を入れています。 「区役所アートサロン」では、藍染めや唐卡絵付けといった伝統工芸のワークショップを毎月開催し、地域住民が文化と触れ合う機会を創出。さらに、高齢者施設で制作された工芸品と若手作家の作品を組み合わせた「福祉マーケット 美のリレー」では、世代や立場を超えた交流と共感の場を提供しています。